発達障害と原始反射
西東京市のトップカイロプラクティックです。以前アメリカのセミナーに出席していた時に必ず参加していたクラスが小児カイロプラクティックのクラスでした。講師は英国のスティーブ・ウィリアムス先生でカリフォルニアのポール浅原先生を介して質問させて頂いた事も多々ありました。スティーブ・ウィリアムス先生のノートの中で興味深かった内容の一つが原始反射の保持と発達障害の関係性があります。
当院に定期的に来院する子供の患者さんの中には発達障害の患者さんもいらっしゃいます。原始反射と発達障害の関係性、そして有効なアジャストを考えると、長期的に変化が見られる事が観察できます。今回はそのような視点でお話ししたいと思います。
子供の患者を扱う中でディストーション(歪み)の強い子供の場合、バーストラウマ(出生時外傷)の可能性を示唆するケースが多く見られます。これは難産、分娩時間の延長、緊急帝王切開、逆子、鉗子の使用などがあった場合に多く見られます。バーストラウマによる身体への影響には様々なものがありますが、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断されている場合には特徴的なバーストラウマと原始反射の保持が多く見られます・
原始反射の保持、つまり脳が統合されない大きな要因として、バーストラウマの影響の大きい骨格的な部位やそれによる神経への影響が考えられます。今回はスティーブ・ウィリアムス先生の資料を基に考えていきたいと思います。
原始反射とは
原始反射は人が成長していくプロセスの中で現れる反射的な身体の動きで、主に胎児期から新生児期にみられます。胎児や新生児では、自分の意志によって身体を動かせるほど、大脳が発達していません。その代り、特に脳の脳幹と呼ばれる部位で人間の本能によって身体を動かしながら、自然に成長、発達をする力をもっています。原始反射は手や足の動き、首の動き、全身を含む動きなど、いくつかの種類があります。
ひとつの原始反射が、また別の原始反射をサポートするように出現し、統合し、最終的には、反射的な動きの世界から、人間が自分の意志で動けるように脳を徐々に発達させていきます。
原始反射は反射の出現、頻繁な反射の動きによる発達、反射の消失による脳の統合というプロセスを経て成長を促進します。それは成長によって姿勢の維持、バランス感覚、空間認知能力、恐怖に対する順応、身体運動の連動、上半身と下半身の協調運動、左右の協調などが発達していきます。
原始反射の消失がなく保持した状態であると大脳の統合に影響を及ぼします。それにより行動の問題、コミュニケーション能力、運動障害、学習障害、心理的影響などが発生します。
これらの問題が発生すると程度の強弱はありますが発達障害と診断される可能性があり、子供が生活の不自由さを感じる事へと繋がっていきます。その場合姿勢の維持が困難、感覚過敏、目の動きの問題、不器用な身体の動きなども特徴として見られます。
原始反射の保持の影響
原始反射には多くの反射がありますが代表的な原始反射であるモロ反射を例にとってお話ししたいと思います。モロ反射は音や光、頭部の位置の変化によって引き起こされます。両手両足を拡げて息を吸い込むような動作の後に身体の中心に向かって両手両足を縮めるように動きます。抱っこしながら寝た赤ちゃんをベビーベッドに降ろそうとすると、驚いたようにビクッと手を動かして起きてしまうという経験のあるご両親も多いと思います。
成長段階でモロ反射が消失せずに保持され場合の長期的な影響には次のようなものが考えられます。
・前庭障害 乗り物酔い バランスの悪さと身体の協調運動の欠如
・臆病
・視覚の問題 刺激の影響 無関係なものを無視できない
・聴覚過敏症 外部ノイズを除去できない
・アレルギー 免疫力の低下 薬の副作用
・疲れやすい 環境の変化に弱い
・低血糖
考えられる二次的な心理的症状には以下のものが含まれます
・不安
・刺激に対する過敏な反応 気分のむら 筋緊張 批判を受け入れる事ができない
・多動性障害とそれに続く倦怠感のサイクル
・意思決定の難しさ
・低い自尊心
ウィリアムス先生の見解では一定数の赤ちゃんは過剰なモロ反射を示すとおっしゃっています。これらの赤ちゃんは騒音、動き、接触に非常に驚きすぐに泣きだす傾向があります。実際に私の経験上でも長女にそのような傾向が見られました。
長女は新生児~乳児の期間に音と光に対して過敏であり、夜やっと寝たと思っても僅かな物音で起きてしまい泣き続けることが多く見られました。そのために私たち夫婦は長女が寝た後は電気を消し、家中を爪先立ちで歩いて物音を立てないようにしていました。
ウィリアムス先生はこのような乳児に共通した特徴として、頭蓋骨の中心である蝶形骨の重度の制限であると述べられています。当院に来院しているお子様でも蝶形骨の制限はメジャーな兆候です。蝶形骨の制限が解除されると発達が順調に進む傾向が見られます。
蝶形骨の制限
蝶形骨の制限が何によって起こるかと考えると、バーストラウマの程度との相関関係が最も一般的であると考えて差し支えないでしょう。長女の場合、バーストラウマによる骨格的ダメージの程度は強くはありませんでしたが、それでもモロ反射の消失までは時間がかかりました。
骨格的ダメージの強いバーストラウマは主に頭蓋骨の軟骨部分へのダメージであると考えられます。軟骨部分は主に頭蓋骨の土台部分を形成し、土台のダメージは蝶形後頭底結合という頭蓋骨の結合部分の中心のダメージとして現れ、蝶形骨の制限として原始反射の保持の原因と考えられます。
発達障害のお子様のカイロプラクティックケアの優先事項は蝶形骨の制限からの解放です。蝶形骨は数多くの頭蓋骨の骨と接しているために与える影響力が大きい骨となります。先程述べた蝶形後頭骨底結合は3Dで多彩な方向に制限を受けます。基本的な制限は屈曲伸展、側屈、回旋となります。また新生児~乳児の蝶形骨の制限は特に上顎骨への影響が強く、発達障害への影響だけでなく、8カ月以降の歯の萌出にも影響を与えます。
CRIのバランス
正常な蝶形骨の動きを確立する事は第一ですが、ウィリアムス先生が蝶形骨と同等に重要だと述べられているのがCRI(クラニアル・リズミック・インパルス)の安定です。CRIは脳の原始的な動きのリズムであり、自律神経を基礎とした脳の調和周波数からなり、そのリズムはお子様の成長に大きく影響します。理想的なCRIのリズムはゆったりと大きなリズムで左右対称となります。
具体的に言いますと大人の場合ですと8秒1サイクルのリズム、つまり0.125hzが健康的であると考えられています。CRIレートは新生児から子供の場合には、難産後の新生児、発達遅延のある小児はCRIレートの変動が見られます。またADHDや自閉症の小児でもCRIレートの低下や不安定が見られます。
CRIの非対称は頭蓋縫合の制限、または頭蓋内硬膜の膜状緊張が原因と考えられています。つまり蝶形骨の制限はCRIレートの変動をもたらすと言えます。CRIレートが変動した新生児や小児は弱く速いCRIや過剰に大きく左右差のあるCRIが見られることが多くあります。
発達障害のカイロプラクティックケア
先程お話ししました蝶形骨の制限とCRIの安定化はマストと言えます。骨格的には骨盤底と横隔膜、上部胸椎から上部頸椎も大きなポイントとなります。しかし発達障害のカイロプラクティックケアは一度に多くのアジャストは行いません。皆さんも想像できると思いますが、長時間の時間の拘束はストレス発生の原因となり悪循環を生む可能性があります。発達障害のカイロプラクティックケアは初期段階は長くても10分~15分くらいが理想的であると言えます。従ってカイロプラクティックケアは長期間に及ぶ事が通常です。
発達障害は分類にもよりますが、乳幼児から小学校低学年までに医師による診断が下ることが多い傾向にあるそうです。当院では新生児から施術を承っておりますが、新生児期から乳児期にかけては予防的な施術を行います。この時期は蝶形骨の制限やCRIの安定をメインに行います。
幼児期からは原始反射の検査なども行える項目が増えますので、原始反射の消失も確認しながらアジャストを行うことができます。イギリスでは長期休暇中に集中して施術を行うのが習慣になっていますので、当院でも長期休暇中にお子様の集中ケアを行っています。
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トップカイロプラクティック
西東京市東町1-6-20
ご予約電話番号 042-422-3003
休診日 木曜日 日曜日 祝日は不定休
初診料1000円 施術料5500円
子供のカイロプラクティック
初診料1000円 施術料4000円
姿勢改善メソッド
一般18歳以上
・姿勢改善 16500円
・歩行改善 16500円
・走行改善 22000円
18歳以下
・親子で姿勢改善 16500円
フォローアップ
・姿勢改善 歩行改善 3300円
・走行改善 5500円







