体系化された再現性の高い姿勢改善メソッド
西東京市のトップカイロプラクティックです。今回は以前にもお話しした「姿勢改善セミナー」について改めてお話ししたいと思います。当院オリジナルの姿勢改善メソッドによって「姿勢を改善する技術」を身に付ける患者様が最近増えております。当院の姿勢改善メソッドの特徴はストレッチや筋力トレーニングではなく、関節の角度によって正しい姿勢のための力の伝達経路を作り出すという、今までにない体系化された方法であるところです。
当院の姿勢改善メソッドで変化させる関節は「股関節」になります。人類が猿人からホモサピエンスに進化する過程で重要な事は直立二足歩行へと進化を成し遂げた事です。これは地球上でのゲームチェンジであり、この直立二足歩行は股関節の形状と機能の進化といっても差支えないでしょう。また人間が生まれてから生後約一年で立つようになるまでの過程も、股関節の機能の変化が最も重要になります。股関節の位置は骨盤全体の角度や仙腸関節、第5腰椎の力の方向性を決定し、その結果として重心位置に影響します。人体の関節の中で姿勢を作る動力としての関節は股関節になります。

人類の股関節は進化は、屈曲から伸展、外転から内転、外旋から内旋へとそのポジションを変化させてきたところにあります。骨盤形状の変化や機能的な変化を伴い、約200万年前のホモ・エレクトスの時代になると直立二足歩行が可能であったと考えられています。手の長さの変化や投てき能力、汗腺の発達により熱を放出する能力を身に付け、長時間の走行が可能になり、狩猟のために走るのに最適化する身体へと進化を遂げ、現在の人間の身体に変化していきました。

約200万年前に直立二足歩行をしていたとされる人類ですが、現代人でも直立二足歩行をするには生後約一年以上掛かります。直立二足歩行が安定し骨格的に完成された姿勢になるには3~4年掛かります。出生時の新生児の股関節は外旋外転。そして脊柱全体はCカーブです。そこからハイハイなどを経て内旋内転へと変化して、腰椎前弯カーブを伴うS字状の直立姿勢へと変化して行きます。股関節のポジションと成長に伴う変化の必要性は、裏を返せば股関節が自由度が高く機能的である代わりに全身を通じては不安定性を伴う関節であることも意味します。それが人間の姿勢の個人差、つまり姿勢の良し悪しとなって現れます。

幼少期に股関節の内旋内転によりS字カーブを伴う直立姿勢が完成しても、人生後半には股関節が外旋外転、直線的なCカーブへとなることが多く見られます。現実的な話をすると、姿勢の問題で当院に来院するお子様は、既に股関節が外旋外転、直線的なCカーブになっているケースが多く見られます。成人で姿勢の問題で来院するのであれば言わずもがなです。
これは股関節にはコンビネーションがあり、基本的に屈曲外旋外転と伸展内旋内転のコンビネーションに分かれます。人類初期は屈曲外旋外転で現代人の3~4歳は伸展内旋内転です。しかし直立二足歩行に進化しても股関節の自由度と不安定性のため、現状では屈曲外旋外転のコンビネーションに優勢な構造なので、姿勢の問題というのは発生するわけです。その姿勢の問題を、股関節をコントロールする技術を習得し、再現性の高いメソッドとしたのが当院の姿勢改善メソッドになります。
簡単ではないのですが、再現性が高い

当院の姿勢改善メソッドは、誰でも「簡単に」「明日から」姿勢が良くなるものではありません。それは姿勢を改善するための技術を習得する段階を踏まなくてはならないからです。ではその難易度について説明をしていきます。
当院の姿勢改善メソッドを受講した場合、まずは第一段階として2つのグループに感想が分かれます。1つはすぐに力の骨盤内の伝達経路が理解できるグループと力の伝達経路が理解できないグループに分かれます。2026年現在で前者が約75%で後者が約25%となります。女性に限定すると前者が90%以上と非常に高い数値になります。骨盤の性差から女性の方が姿勢改善メソッドの股関節のコントロールが容易であるためと考えられます。
骨盤内の力の伝達経路を理解された人は、骨盤内の力の掛かり方に同様の感想を持ちます。ここが技術であり再現性の高さになります。
骨盤内の力の伝達経路が理解できたら、第二段階としてその力の連動が足の裏と上肢帯(胸骨鎖骨肩甲骨)で認識できるかを確認します。これも骨盤内の力の伝達経路が理解できればほぼ理解できます。
しかし難しさは、股関節をコントロールする力加減にあります。股関節のコントロールは日常生活では意識しない方向へと動かす必要があります。単一の筋肉を使うというよりも、複数の筋肉によるコントロールになります。従って初回では最大限の力で股関節をコントロールする傾向があります。しかしその状態で歩くと、膝が曲がらず昔のロボットのような歩き方になります。
必要なのは最小限の力でコントロールできる事です。技術を習得した人は数ミリ股関節をコントロールすることで、骨盤内の力の伝達経路、足底と上肢帯への力の伝達が理解できます。ここが難しさのポイントになりますが、第一段階が理解できればほぼ技術の習得は可能と言えるでしょう。
当院の姿勢改善メソッドは、ご自分で技術習得のために継続的に練習して頂く必要があります。多少時間がかかっても技術を習得したい人には向いています。女性の場合練習を継続した際に、直立姿勢の習得だけですと早くて数日、遅くとも1カ月もあれば結果がついてくるケースが殆どです。男性の場合は個人差が大きく、最短で1週間くらい、1年ほど粘り強く継続してコツを掴んだ人も中にはいらっしゃいます。
姿勢改善メソッドの技術のご紹介
では当院の姿勢改善メソッドの技術をご紹介を致します。行う事は非常にシンプルです。股関節だけ一か所をコントロールする事で全身の力の伝達経路を変化させます。シンプルが故に技術の精度が求められるために簡単ではないとも言えます。

まず黒い矢印が股関節の内旋を示しています。股関節が内旋することによって、大腿骨頭(太ももの骨の上部の球状部分)の先端が寛骨臼(大腿骨頭が嵌る骨盤部分)の後方に向きます。更に股関節内転が加わると寛骨臼の後上方を向きます。この寛骨臼の後上方に加わる力は赤い矢印となり仙腸関節(骨盤中央の仙骨と両側の腸骨との関節)の上部に加わります。仙腸関節の上部に加わる力は、オレンジの矢印のように仙骨上部を前下方へと押し出す力となります。このオレンジの矢印の力は第5腰椎(仙骨の上部の脊椎)を前方への力のベクトルを加えます。これが骨盤内の力の伝達経路であり、第一段階として理解する項目となります。

第一段階の力の伝達経路が理解できると全身への連動を理解する段階となります。股関節内旋ー第5腰椎前方により、足底部分での体重移動、胸鎖関節(胸の骨の胸骨と鎖骨の関節)の自由度が増加することによる胸郭拡張。この連動が理解できれば姿勢の改善技術は習得できます。
胸鎖関節の自由度が増すことは首と頭の土台の安定性を増加させます。多くの頸部の障害、例えば寝違いなどの症状は胸鎖関節、第一第二肋骨の不安定から生じます。従ってストレートネックやスマホ首と言われるものは、この土台を安定させることで変化をして行きます。しかし重要な事は、この首と頭を安定させる土台は、股関節内旋から発生する連動によって作り上げられているという事です。

当院の姿勢改善メソッドはご希望に応じて「直立姿勢」「歩行」「走行」の3段階に分けられます。直立姿勢については前述した通りですが、歩行と走行についても直立姿勢と同様の理論を発展させて習得することができます。
歩行ではエネルギー効率、ストライドとスピードの向上が期待できます。多くの方は身体を前に進めるための身体の使い方を正確に認識していない傾向があります。直立姿勢を姿勢改善メソッドによって習得した方は、歩行での身体を前に進める方法を理解しやすくなると考えています。
走行に関しては長距離、つまりスプリントよりはランニングの方が効果を発揮しやすい傾向があります。市民ランナーから学生アスリートの方々のランニングフォームの改善のお手伝いをさせて頂いております。当院のメソッドですといわゆる「腰高」と言われるランニングフォームになる方が多数です。腰高とは見た目ではなく力の伝達経路によって起こる現象です。小学生のお子様の場合、運動会で一等賞を取る、リレーの選手になるなどの目標を達成した方もいらっしゃいます。

当院では15歳以下のお子様を対象とした「親子で姿勢改善プログラム」があります。最近では「お子様の姿勢を改善したい」というご要望が多くなっております。当院の経験上ではお子様の姿勢を改善する効果的な方法として、姿勢改善メソッドの内容と技術をご両親に理解して頂いて、ご家庭でも継続的にお子様が練習することで、姿勢改善の可能性が高くなると考えております。従って、お子様の姿勢を改善する場合には「親子で姿勢改善」というのが最も望ましい形であると思います。
当院での統計的なデータによりますと、平均して9歳(小学校3年生)くらいから股関節からの力の伝達を理解できると考えております。従って対象となるお子様の年齢は9歳くらいからと考えて頂けると良いでしょう。これは当然平均値でありお子様の個人差もありますので、9歳以下でも参加して頂く事は可能です。
お子様が姿勢改善へのモチベーションが高い場合にはスムースに進むケースが多いですが、当院の姿勢改善プログラムは「技術を身に付け親子でご家庭で練習して頂き姿勢改善を目指す」事を前提としておりますので、お子様のモチベーションがあまり高くない場合には、お母さんだけ姿勢が良くなってお子様はなかなか良くならないというケースもあるのも現実として考えて頂くことも必要かと思います。
姿勢改善メソッドの進め方
姿勢改善メソッドの内容としましては、まずはスライドを使って「成長による股関節の外旋外転と内旋内転」と「股関節の外旋外転と内旋内転が姿勢に与える影響」を説明させて頂きます。実技として、股関節の内旋内転による姿勢の変化を体感して頂きます。今までの経験上、実技のみを行うよりも、理論を学んで頂いた方が習得のスピードが速くなる傾向があります。
「親子で姿勢改善プログラム」の場合、ご両親様にスライドでの理論を学んで頂きます。次にご両親様に実技として、股関節の内旋内転による姿勢の変化を体感して頂きます。この場合、お父様よりもお母さまの方が姿勢の変化は理解しやすい傾向にあると思います。女性の場合、力の伝達経路の変化を9割くらいの方がその場で理解できます。所要時間は1時間程度になります。
基本的に1回の受講で後はご自宅で練習して頂くのですが、ご不明な点や疑問点が生じた場合、または練習が正しく進んでいるか確認したい場合には「親子で姿勢改善プログラム」のフォローアップを行っております。30分1枠で料金は3300円となります。
姿勢改善メソッド
一般15歳以上
姿勢改善 16500円
歩行改善 16500円
走行改善 22000円
15歳以下
親子で姿勢改善 11000円
フォローアップ
姿勢改善 歩行改善 3300円
走行改善 5500円
