40~50代が持つ健康の危機感
西東京市のトップカイロプラクティックです。今回は最近40~50代の患者さんが増えている理由についてお話ししたいと思います。これは現在の日本の人口推移の問題、患者さんのご意見などを踏まえた個人的な見解になります。
私が当院を前院長から引き継いだ2001年は高齢者の患者さんが約8割という状況でした。時と共に患者さんの年齢層は推移していき、現在では高齢者の患者さんは3割と変化しています。新たな患者さんの年齢層としては新生児から15歳くらいまでのお子様と青年層が増加し、全体的な年齢層としては2001年の頃より若年化しています。
しかしここ数年の流れで見ると、40代から50代の患者さんが新たなボリュームゾーンとして考えられます。先週は4人の新患さんが見えたのですが、3人が50代、1人が40代の方でした。来院理由を伺ってみると何かしらの症状はあるのですが、共通しているのは将来に対する健康的な不安感でした。今の40代から50代の方には、潜在的に健康面も含めての将来的な危機感があるという印象を持つことが出来るかも知れません。
2050年の日本
私は現在53歳です。つまり同世代の患者さんが増えているという事になります。では53歳目線で2050年には自分が社会的にどの様な立場にいるのかを考察してみます。

参照させて頂いた資料によりますと、2005年の日本の総人口は12,777万人、若年人口は1,759万人、生産年齢人口は8,442万人、高齢者人口は2,576万人となっています。当時32歳だった私には、この人口比率がオーソドックスであるという認識でした。しかし今から24年後の2050年には総人口9,515万人、若年人口821万人、生産年齢人口4,930万人、高齢人口は3,764万人に推移すると予測されます。

総人口は3,300万人減少、若年人口は900万人減少、生産年齢人口は3,500万人減少すると予測されています。唯一増加するのが高齢者人口で1,200万人の増加と予測されています。総人口の約4割が高齢者という社会となる訳です。2050年は現在53歳の私は77歳。正に増加する高齢者の中核を成す年齢と言えるでしょう。
平均寿命と健康寿命
次に平均寿命と健康寿命の関係を見て行きましょう。

参照させて頂いた資料は、2016年、2019年、2022年の男女の平均寿命と健康寿命、そして平均寿命と健康寿命の乖離を示したものになります。平均寿命と健康寿命は男女共に基本的には延長傾向にあると考えて差し支えないと思います。2022年の若干の短縮に関しては、推測の域になりますがコロナ禍の影響があるのかも知れません。
平均寿命とは皆さんご存じの通り寿命の平均値ですが、健康寿命とは「日常生活に制限のない、健康上の問題なく生活できる期間」の事を指します。ここで注目するのは平均寿命と健康寿命の乖離です。こちらの資料ですと乖離の平均値は男性が8.68年、女性は12.01年になります。
この乖離は減少傾向にありますが男性で平均8.68年、女性で平均12.01年の期間、「日常生活に制限のない、健康上の問題なく生活できる期間」を過ごせないということになります。つまり誰かしらの手助けが必要であることを意味します。
2050年の平均寿命は男性が84歳、女性は90歳になると推測されています。
次世代への負担を減らす
40~50代が抱える健康問題への不安は、将来的に自立した生活ができる期間に対する問題が大きいと推測されます。つまり未知数ですが自身の寿命に対する健康寿命の比率と言えるでしょう。健康寿命を縮める原因として身体機能の低下が挙げられます。簡単に言うと「自由に動けなくなる」という事です。これは誰かの助けを得なければ生活が成り立たない事を意味します。2050年の高齢人口の増加と生産年齢人口の低下を見れば明らかですが、生産年齢人口という次世代の負担が増加することになります。次世代への負担を多少でも軽くするためには、40~50代から将来に備えた動ける身体づくりをする必要性があると言えるでしょう。
高齢化社会へ向けたカイロプラクティックの役割
カイロプラクティックと聞くと「腰痛や肩こりなどの症状に対して何かを行う施術」というパブリックイメージがあると思います。個人的な見解ですが、カイロプラクティックの特徴的な所は健康状態を維持する、または引き上げるという理論があるところだと考えています。

上の図は「健康、適応、耐性」を表した物になります。適応とは健康状態の低下よる現状の身体の状態であり、耐性とは文字通り身体が耐える力となります。何かしらの症状が発生する場合、緑の矢印で示すように無症候な状態から健康状態の低下が発生し、臨界点を示すピンクのラインを超える事で自覚的な症状となります。これは適応の増大と耐性の低下を伴います。

何かしらの症状を改善するには、赤の矢印で示す通りピンクのラインから上の無症候のエリアに戻る必要があります。健康寿命と引き上げるには水色の矢印で示したように、無症候のエリアでの適応の減少と耐性の増加を実現する必要があります。この水色の矢印の意味を解りやすく説明すると、今50歳の皆さんが75歳になった時、同級生と比較すると健康状態が良い状態であるという事になります。現在70~80代の患者さんから伺うお話しを例に取ると、「同窓会に行くと皆膝が痛いとか腰が痛いとか言うけど、自分は大丈夫」という状態です。
このようにカイロプラクティックには骨格的に身体機能を向上させて健康寿命を引き上げると同時に、頭蓋骨を中心として神経的に健康寿命を引き上げる事も特徴と言えるでしょう。
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