子供の患者様の特徴 バーストラウマ(出生時外傷)

バーストラウマ(出生時外傷)について

西東京市のトップカイロプラクティックです。今回は当院を訪れる子供の患者様の特徴についてお話しします。当院の特色として子供の患者様が多いところがあります。子供と大人の患者様の一番の違いは「成長による変化という期待値の高さ」がある点であると考えています。その中でお問い合わせが多いバーストラウマ(出生時外傷)についてお話しします。

バーストラウマとは

バーストラウマとは胎児期から出生までの過程での新生児が被る負荷となります。英国のスティーブ・ウィリアムス先生のアメリカでのセミナーでは、バーストラウマの特徴として出生時に視覚的に認識できる障害ではないとお話しされていました。つまり新生児として姿からは問題として認識することが難しいのが特徴となります。

しかし成長過程に於いて、多くはご両親が「うちの子は何か問題があるのでは?」と考える要因を発見することが殆どであると思います。例えば寝返りをなかなかしない、お座りするの時期が遅い、ハイハイが中々できない、1歳を過ぎても立たないし歩かないなど、皆様も思い当たる節があるのではないでしょうか。また症状としては慢性的な体調不良や身体操作の不得意、姿勢の不良、発達障害などのお子様に多くみられます。

バーストラウマの発生原因

バーストラウマの発生原因として1番多いのは「分娩時間の長さ」であると考えられます。当院では20年近くバーストラウマを持っていると考えられるお子様の出生時の状況をリサーチしていますが、高い確率で分娩時間が長い、難産、結果として緊急帝王切開が圧倒的に多くなっています。特に分娩第2期の延長が多く見られます。ウィリアムス先生によりますと、その他は多胎児、母体の健康状態、胎位異常などが挙げられます。

バーストラウマの発生個所

バーストラウマの発生個所としては上部頸椎に多く見られます。これは分娩時間が長い場合には、産道通過時に長時間頸部に圧迫が加わる為であると考えられます。特に不正軸侵入で場合はバーストラウマを被る可能性が高くなります。次いで後頭骨と第1頸椎の問題、後頭果の圧縮など頸部に関するものが多く見られます。また逆子の期間が長い場合には、股関節や骨盤の問題が発生する可能性が高くなると考えられます。

上の画像は頸部にバーストラウマがあると考えられるお子様の画像です。腹臥位で頭の位置を固定すると、頭から下は真っ直ぐ配列できないケースが多く見られます。左のお子様は骨盤が左にカーブした後に両足は右にカーブします。右のお子様は足先まで左に偏っています。お二人とも「真っ直ぐ寝てる」という認識です。これは頸部のバーストラウマが背骨や骨盤のバランスを崩し、体中のセンサーが誤った情報を脳に伝えるために起こります。

バーストラウマの矯正

バーストラウマの矯正は長期的にそして定期的に行う必要があります。例えば上部頸椎のバーストラウマがあれば「上部頸椎が身体のバランスを損なう状態を改善する」「上部頸椎のバランスを維持する」という2段階の必要性があります。「上部頸椎のバランスを維持する」状態になると月1回のメンテナンスを行っていきます。

上の画像は後頭果圧縮の検査の一例となります。

①仰臥位で両足を持ち上げることが困難である
②後頭骨全体を圧縮のない状態にすると両下肢の挙上は容易である。
③右後頭骨のみ圧縮のない状態であると両下肢の挙上は再び困難になる。
④左後頭骨のみ圧縮のない状態であると両下肢の挙上は再び容易になる。

以上の結果から左後頭果の圧縮がバーストラウマの可能性が考えられます。施術としては①と③の状態を改善して維持していくことが重要となります。

上記の左後頭果の問題の場合の矯正は、左後頭果の矯正の結果問題の箇所が変化するケースが多く見られます。多くの場合は骨盤の問題が現れます。これはメインである左後頭果の問題が解消されることで、マイナーな要素が表面に現れるために起こります。また小児の場合バーストラウマの強いお子様は、CRIという頭蓋周波数のレートが低いケースも多くみられます。

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