股関節の使い方の基礎 インターナルテクニック基礎編 5

股関節内旋 インターナルテクニック基礎編 実技

こんにちはトップカイロプラクティック院長の玉村です。今回はインターナルテクニックの基礎編の第5回目になります。前回までのお話しで股関節からの連動として股関節の使い方の基礎をお話ししましたが、今回は基礎的な実技をお伝え致します。今回は実技ですので詳しくは下の動画をご覧下さい。

前回まで理論を長々とお伝えしましたが実技は一瞬で終わります。と言うのも股関節の内旋によって第5腰椎に前方の力のベクトルを加えるのは一瞬であるからですね。実技動画では皆様に解りやすい様に股関節内旋の動き、骨盤の前傾、第5腰椎への力の伝達を、かなり大げさな動きでお伝えしています。

実際には最小限の股関節内旋により骨盤の前傾が発生して、第5腰椎への力の伝達が完成するのが望ましいのですが、最小限の股関節内旋ですと動画では動きが解りにくいのであえて大げさにしております。

今回のシリーズで皆様に体感して頂きたいのは「股関節内旋により骨盤の前傾が発生して第5腰椎に前方への力のベクトルが加わる」という動きですね。

そのためのポイントは股関節を僅かに内旋させた時に、「仙骨上部に前方への力が加わるのを認識できる」という事になります。もう少し簡単に言いますと「仙骨上部に力が集中しているのを認識できる」とも言えると思います。これが股関節を上手に使って生理的湾曲を機能的なものとする基礎となります。

股関節内旋 インターナルテクニック基礎編 実技のまとめ

いかがでしたでしょうか?物凄く細かい動きになりますが、この細かい動きが身体を連動させていく基礎となります。「たったこれだけか!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、4回に渡る今回のシリーズの理論を総合するとこのような動きになります。

今回の実技の動きは立位の静止状態での股関節内旋と骨盤前傾の連動です。歩く走るとなると少し複雑になります。しかし股関節内旋は股関節のどの部分に体重を乗せるか、地面からの力を骨盤内部にどのように連動させるかという事に関しては、上下双方からの共通した力の伝達経路を明確に用いる事になります。

最後になりますが今回の実技動画の動きは解りやすいように大げさです。必要なのは最小限の力での股関節内旋である事を覚えて頂きたいと思います。繰り返しになりますが皆様の身体の状態によって、今までにない新たな負荷ともなりますので、故障防止のためにも骨盤前傾へのバランスの転換はくれぐれも徐々に行うようにお願い致します。

股関節内旋を基礎として歩く走るという事に関しましても、文章や動画でお伝えできる目途がつきましたら順次お伝えして参りたいと思います。

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