スマホ脳疲労の改善方法

  • 2022年8月27日
  • 2022年8月29日
  • 施術理論
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スマホ脳疲労はどう改善するのか?

トップカイロプラクティック院長の玉村です。今回は最近報道などでも話題になっている「スマホ脳疲労」の改善方法についてお話していきます。これは私の個人的な見解でありますが、以前から脳疲労に対する改善方法をお伝えしていますが、基本的には「スマホ脳疲労」も疲労が回復しないメカニズムや改善方法は同じであると考えています。ただし脳疲労の発生機序がスマホの長時間使用という視覚刺激が影響として大きいと考えられます。

「スマホ脳疲労」の症状は多岐に渡ります。
・朝から疲れが抜けない
・集中力や判断力の低下
・情報を整理できないにで仕事でのミスが多くなる
・物忘れ
・感情のコントロールを失う
・無気力 

脳疲労はどのように取り除かれるのか?

まずは脳疲労が取り除かれるメカニズムを簡単にお話します。脳は使えば使うほど老廃物が蓄積していきます。老廃物が蓄積した状態が脳疲労の状態ですが、その老廃物は脳脊髄液という脳や脊髄の周囲に存在する液体よって排出されます。脳脊髄液が脳の老廃物を排出するタイミングは、睡眠の早い段階に訪れるノンレム睡眠という状態です。

ノンレム睡眠は脳の活動が低下して脳への血液供給量が減少します。その状態では脳の圧力を一定に保つために、脳の血管の隙間にある血管周囲腔から脳脊髄液が脳内に流入して老廃物を洗い流します。老廃物を洗い流した脳脊髄液は静脈に吸収されて脳外へ排出されていきます。従ってこの「脳の老廃物を洗い流す過程」に不具合が生じると、脳に疲労が蓄積した状態になり、その過程の不具合がスマホなどが原因で引き起こされた脳疲労が「スマホ脳疲労」と言えるでしょう。

「スマホ脳疲労」が進むとどうなるか

スマホ脳疲労はスマホやパソコンからの視覚刺激によって発生します。視覚刺激は脳の興奮状態を発生させ、それによる老廃物の蓄積によって脳は疲労を起こします。スマホの使用時間が長ければ長いほど興奮状態による脳疲労は継続され、老廃物の蓄積は比例して多くなると考えられます。従って睡眠によって脳脊髄液によって老廃物を洗い流さなければならないのですが、それが困難になってくるのが「スマホ脳疲労」の人の特徴と言えるでしょう。

「スマホ脳疲労」の人の特徴として睡眠障害が挙げられます。脳の興奮状態が睡眠に適した時間帯まで継続する傾向があるので、深いノンレム睡眠に陥らず脳脊髄液による脳の老廃物の排出が困難な状態になります。これにはブルーライトの影響もあるでしょう。ブルーライトは体内時計を調整するために必要ですが、睡眠に適した時間帯でのブルーライトの影響は体内時計の狂いを生じさせて睡眠障害による「スマホ脳疲労」を加速させると言えるでしょう。

ではスマホの使用時間を少なくしたり、就寝前のスマホの使用を避ければ「スマホ脳疲労」が改善するかと言うと、改善する人もいれば改善しない人もいます。「スマホ脳疲労」が進行している人はスマホの使用を控えただけでは改善しないケースが多いと言えるでしょう。これは「スマホ脳疲労」の状態が進行することで「身体の機能障害」、つまり正常な機能が働かない体内環境に固定されてしまうからです。だからスマホの使用を控えても改善しない訳です。

カイロプラクティック的というよりも私の個人的見解として、「スマホ脳疲労」の人の「身体の機能障害」は「脳脊髄液と静脈が停滞して脳の圧力が高い状態」と言えるでしょう。「スマホ脳疲労」の人は脳脊髄液が血管周囲腔から脳内に入る量が少なくなります。脳脊髄液は脳と脊髄を覆うクモ膜下腔という場所に通常は存在しますが、脳に流入する機会が少なければ流れは停滞します。

通常脳脊髄液はクモ膜下腔から血管周囲腔へ流入して脳内に入り、再び脳内から血管周囲腔を経てクモ膜下腔から硬膜静脈洞に流入して脳外に排出されます。脳脊髄液の循環障害は静脈の働きを停滞させるので、「スマホ脳疲労」の人の脳は大袈裟に言えば脳の老廃物が溜まったまま圧迫されていると言えるでしょう。なぜ脳脊髄液の循環障害が静脈の働きを停滞させるかというと、脳脊髄液と静脈は動脈のような動力がほぼ無い事に起因すると言っても良いでしょう。(厳密に言うと脳脊髄液には呼吸によって動力を作ることはできます)

ノンレム睡眠の時は脳の神経活動の低下によって脳内の圧力変動が生じる事で動力が発生し、脳脊髄液の循環や静脈の循環に大きく影響します。「スマホ脳疲労」の人はノンレム睡眠の時の圧力変動による動力が発生しにくいので、脳脊髄液や静脈の停滞が発生し、結果としてその停滞が「スマホ脳疲労」と考えられる症状を発生させると思われます。

「スマホ脳疲労」の骨格的な変化

「スマホ脳疲労」は骨格的な変化を伴います。脳の圧力が高くなるので抵抗のために頭蓋骨の繋ぎ目である縫合という場所の緊張が高くなります。簡単に言うと頭蓋骨の関節が硬くなると言えるでしょう。これは顔面の骨にも同じことが言えます。脳脊髄液は正常な身体の状態では大きく息を吸うと頭の方向へ動き、大きく息を吐くと骨盤の仙骨側に動きます。脳脊髄液が停滞すると頭蓋骨、背骨、骨盤は動きを制限されてしまいます。逆に骨格の動きの制限が脳脊髄液の動きを停滞させることもあります。

また頭蓋の筋肉は緊張して筋膜を介して頭皮の緊張を生じます。これも簡単に言うと頭皮が硬くなると言えます。頭皮は間接的に硬膜と繋がっていますので、頭皮の緊張が硬膜静脈洞の緊張を生じる結果となり静脈の循環は更に停滞すると言えるでしょう。頭蓋の筋肉の緊張が頸部の筋肉も巻き込み始めると、顎関節の動きにも影響を与えます。最近「スマホ顎関節症」という現象が多いと報道されていましたが、発生機序としては「スマホ脳疲労」の影響も一つの可能性と言えるでしょう。

「スマホ脳疲労」の改善方法 

「スマホ脳疲労」の改善方法として焦点となるのは、正常な脳脊髄液や静脈の状態で圧力変動を行える体内環境を作ることだと考えています。これは脳脊髄液の狭窄による圧力変動を起こしている場所(頭蓋、背骨、骨盤)を矯正すること、そして静脈に関しては頭蓋骨の中の硬膜静脈洞の正常化が必要になってきます。原則としては脳脊髄液の狭窄が背骨や骨盤で見られなくなった段階で頭蓋骨の脳脊髄液や静脈に着手するという順番になるでしょう。

しかし個人的な考えですが、検証結果として対症療法として頭蓋骨の圧力を変動させる矯正を早期の段階で用いることも効果的であると考えています。いくつかの矯正について解説していきます。

後頭部の筋肉を緩めて第1頸椎と頭蓋骨の境目の動きを矯正します。「スマホ脳疲労」のは頭蓋骨の緊張が頸部の筋肉を巻き込んで頸部が固着している人が多く見られます。この矯正の前に上肢帯(胸骨、鎖骨、肩甲骨)と胸鎖乳突筋、斜角筋群の矯正を行って頭蓋骨の土台を安定させます。

頭蓋骨の矢状縫合というところを矯正します。矢状縫合の真下には上矢状静脈洞という大きな静脈の通路があります。矢状縫合の固着は上矢状静脈洞での静脈の流れを停滞させます。矢状縫合の矯正により静脈の圧力は変動して循環が促進されます。場所は頭蓋骨の真ん中のてっぺんです。この部分をご自分で触って痛みや違和感またはゴツゴツした感じがある場合には、矢状縫合が固着している可能性があると言えるでしょう。

「スマホ脳疲労」の人に一番必要なのは前頭部の矯正と言えるでしょう。上の画像では中指で前頭骨を持ち上げながら左右に開いていきます。視覚刺激による「スマホ脳疲労」では最も固着が強く出るところです。前頭骨の矯正は眼圧を下げる、前頭部の血流を改善する効果があります。

これも前頭骨の矯正のバリエーションですが、上顎骨を使って頭蓋骨の上下を引き離す矯正を行います。これは頭蓋内部の圧力を変動させる役割があり、圧力変動により脳脊髄液や静脈の流れに変化が生じます。

上の画像の矯正は頭蓋内の圧力が高く、頭痛を伴う「スマホ脳疲労」の人に効果的です。後頭骨と第1頸椎の間を広げるように矯正を行います。

いくつかの矯正を解説しましたが、「スマホ脳疲労」の人の場合には頭蓋内部の圧力を変動させる必要があります。頭蓋内部の圧力を変動させると、脳脊髄液や静脈が流れやすい体内環境になります。しかし「スマホ脳疲労」を改善するにはノンレム睡眠の時に深く眠ることが重要になってきますので、生活環境の見直しも必要になります。

 

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