ストライドを広げるには

ストライドが広がるのは推進力の位置の違い

西東京市のトップカイロプラクティックです。今回はランニングにおけるストライドを広げるためのお話しをしたいと思います。以前にも同様のお話しを致しましたが、最近ランニングをされている当院の患者様の間でも、関心が高くなっている内容なので、改めてお話ししていきます。ストライドが広い狭いは個人の適正に拠るところがあり、どちらが良いとは言えません。しかしストライドの広さが必要な時期である人もいるのは事実です。先ずは長距離を走るために進化したお話しです。

人類の進化と走る事への最適化

人類の進化は生存競争の中で「長距離を走るために進化した」とも言えるでしょう。700万年ほど前に人類は誕生したと考えられていますが、初期の人類は自然界の中では狩られる側でした。しかし地球上でのゲームチェンジャーとなったのは、直立二足歩行と汗腺の発達です。
約180万年前に直立二足歩行のホモ・エレクトゥスが現れました。ホモ・エレクトゥスは初期の人類と異なる骨盤構造を持ち、また体毛が減少して汗腺へと変化して、体温上昇を抑えられるようになったと言われています。この変化は熱を放散して長距離を走るのに適していました。腕の長さが短くなったのも走るのに適した結果であると考えられています。

ホモ・エレクトゥスの狩りは石や槍などの武器で動物を傷つけ、動けなくなるまで追いかけるというスタイルであったそうです。現代のホモ・サピエンスはこうした進化の過程で、現段階で走るのに最適化した骨格を持っていると言えるでしょう。

ストライドの広げ方を骨格構造から考える

ランニングでストライドを広げる場合にも、骨格構造を考慮する必要があるでしょう。関節の可動域、筋力の強さや柔軟性も必要ですが、骨格構造を合理的に使う考慮をすることでそれらは有効に機能します。

考えるべき骨格構造とは関節の角度による力の伝達です。まず上の画像で解説していきます。ストライドを広げるには、骨盤内部で前方への推進力を作る力の伝達経路が形成される必要があります。股関節の内旋(白矢印)によって寛骨臼後部から仙腸関節上部(赤矢印)の力が伝達されます。この力は仙骨底を前下方へ押し出し(水色矢印)、第5腰椎に前方への推進力(黒矢印)を形成します。

股関節が適切な内旋位にないと(下段白矢印)、地面からの反発力は第5腰椎に上方への力が加わり(上段白矢印)、骨盤上部での推進力を形成しません。この場合では骨盤下部に推進力が形成されます。(グレー矢印)

前者と後者を比較すると、前者は推進力が骨盤上部の第5腰椎に形成され、後者は骨盤下部の股関節に形成されます。この推進力の位置の差がストライドの差となって反映されます。つまりストライドを広げるには、骨盤上部に推進力を生み出すための関節のコントロールができるかどうかがポイントとなります。柔軟性が高く股関節の可動域が大きな人でも、ストライドが広がらない人がいる理由がここにあります。

骨盤上部での推進力を生み出すには、接地の段階で力の伝達経路が形成されている必要があります。接地による地面からの反発力が骨盤上部への推進力を形成します。

普段の立位姿勢で、この伝達経路が形成されるようになると、ストライドを広げることは難しくなくなります。

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