シニア世代に向けた症状の改善と健康寿命延伸のためのカイロプラクティックケア
トップカイロプラクティック院長の玉村です。当院では休診日の木曜日を中心にシニア向け高齢者住宅やサービス付き高齢者住宅への往診カイロプラクティックを行っています。2020年の新型コロナウィルス発生当初は緊急事態宣言の発令などで往診が困難な時期もありましたが、2023年2月時点では往診が可能な施設が増えてきました。
当院は既存の患者様のご依頼で2015年から往診を行っておりまして、個人宅、サ高住での往診ノウハウを備えております。当院の往診では基本的に椅子があれば施術が可能です。
症状の改善と健康寿命の延伸
シニア世代の施術には症状の改善と健康寿命の延伸があります。現在往診と来院のシニア世代の患者様は健康寿命の延伸を主目的とされる方が多くいらっしゃいます。これは男女共に平均寿命が高い日本では健康寿命を延伸する取り組みが増えていますのでその結果の現れではないかと考えられます。
平均寿命と健康寿命
現在日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であり、今後の見通しとしては更に平均寿命は高くなる傾向があると推測されます。そして「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳であり、男性であれば約10年女性であれば約12年平均寿命との乖離が見られます。これは生涯の最後の10年以上は介護などの手を借りなければ生活が成り立たないことを意味します。
健康寿命の延伸
生涯の大部分を健康的に過ごすには健康寿命を延伸する必要があります。健康寿命の延伸によって趣味やレジャー、お孫様との時間など充実した生活の期間を増やす事が期待できます。しかし健康寿命が短縮してしまうことによって、それらの機会損失に繋がってしまいます。そして健康寿命の短縮の1番の原因は三大疾病などの病気ではなく運動機能の低下になります。簡単にいうと「筋骨格的な問題で思うように動けなくなる」ということです。
運動機能の低下から症状へ
シニア世代の運動機能の低下はある日突然訪れるものではありません。一つ例を挙げますと、シニア世代の多くは膝の痛みに悩まされます。しかし多くの方は膝に直接外傷を受けた経験はありません。これは骨格的に膝に負担が掛かりやすい状態で過ごしてきた結果として2次的3次的に膝が運動機能低下を発生し、最終的には膝の痛みで様々な機会損失を受けてしまうことは多く見られます。
QOL(生活の質)の向上へ
当院の患者様で70代~90代で趣味やレジャーを楽しんでおられる方々はタフでありとにかく動けます。そして身体のメンテナンスに積極的に取り組んでおられます。日本ではカイロプラクティックの施術は「何か症状があったら受けるもの」という認識が強いですが、欧米では「症状がない時でも予防的に受けるもの」という認識が強くあります。この欧米的な発想が運動機能の低下や症状を回避して健康寿命の延伸に繋がり、結果としてQOLの向上に繋がることは当然の事と言えるでしょう。
健康の定義
健康の定義とは何でしょう。多くの人は「症状のない状態」と考えるかも知れません。しかし例えば自覚症状がない人が今日癌が発見された場合、昨日まで健康で今日から不健康とは言えないでしょう。身体は常に時間軸と共に何かしらの変化をしています。
上の図は健康に対する模式図です。キーワードは青い文字で示した健康、適応、耐性です。中央の矢印は時間軸とお考え下さい。赤い横線から上は無症候(無症状)のエリアで赤い横線の下は症候的(症状のある)エリアとなります。
適応とは負荷の積み重ねとお考え下さい。耐性とは文字通り耐える力であり、筋骨格であれば強度であり病気に対してであれば免疫力に相当します。産まれたての新生児は特別な生涯がない限りは健康状態は無症候、適応は最小適応、耐性は最大耐性となり、人生の中では一番健康状態が良い状態と言えるでしょう。
しかし時間が進行して成長すると、外傷、病気、環境的要因、重力など様々な負荷により適応は増大します。そして適応の増大と共に耐性は減少していきます。そしてついに赤いラインの下の緑の★のエリアまで適応が増大して耐性が減少すると「何かしらの症状がある状態」になり、皆さんは自身を健康的ではないと考え始めます。
症状を改善するには何かしらの治療を行って赤いラインよりも上のエリアに帰ってこなくてはなりません。赤いラインの上のエリアの緑の★まで戻ってくれば、症状的には無い状態ですから健康的であると言っても良いかも知れません。しかし適応、耐性を考えた場合には、少しでも適応が増大して耐性が減少すると、すぐに症候的な状態に戻ってしまうことは図としてお解り頂けると思います。
健康寿命を延伸するためには、赤いラインスレスレの健康状態では望めません。赤いラインより適応が小さく耐性の高いエリアまで健康状態を引き上げることで、症候的な状態からは遠ざかることができます。このためには症状がない状態で施術をして身体の質を上げて行く必要があります。これが欧米の人たちが行っている予防的な施術であり、健康であるという定義と言って良いでしょう。
面接兼説明会、施術体験
面接とは当方が患者様を面接するのではなく面接してもらう側です。往診は患者様側にとっては知らない人間を部屋に招き入れるというリスクを伴います。ご紹介の患者様ですとそのリスクを感じる事は少ない傾向がありますが、近年の詐欺事件や強盗事件で個人宅が狙われる事もあります。従って当院の往診では施術を行う前にご夫婦またはご家族同席の上で当方への面接を兼ねたカイロプラクティックの説明会をご希望の方には実施させて頂きます。その場合説明会でお話しをさせて頂いて当方を信用して頂けた場合のみ、その後の往診のご依頼をして頂くという形にさせて頂きます。
またカイロプラクティックの施術を受けた事がない方の場合、どのような施術をするのかご存じない方もいらっしゃると思います。当院では施術体験も承っておりますので、ご希望の方はお申し付け下さい。
施術料と往診料
施術料は5500円、往診料は4500円となります。
当院について
当院は1992年に先代が西東京市に移転開業しました。2001年より現院長の玉村祐介が施術を行っております。現院長玉村はSOTO-INTERNATIONAL(仙骨後頭骨テクニック国際機構)の日本支部であるSOTO-JAPAN会長としてSOT(仙骨後頭骨テクニック)の研究、長年勉強をさせて頂いたPAACでセミナー講師を務めております。
東京都西東京市東町1-6-20
042-422-3003
10:00~19:00 木曜日日曜日休診
往診日 木曜日またはご相談