朝起きたら首が全く動きません 30代男性 Kさん
Kさんのお母様は当院の患者さんです。ある日の午前中にお電話を頂きました。「ウチの息子が朝から首が痛いって騒いでるから診てちょうだい」との事で夜7時に予約を頂きました。Kさんは両手で頭を支えながらやってきました。「いや~朝起きたら首が痛くて何とか会社には行ったんですけど、首が動かなくなってご飯が食べられないんですよ!」とおっしゃいます。聞けばお昼に同僚の方とラーメン屋に行ったら、首が痛くて下を向けずにラーメンを食べるのに相当苦労したそうです。
Kさんの現状では手で頭を支えていないと歩けないそうです。顔は右を向くことは少しできますが、左を向くことはできません。下は少しは向けますが相当痛く真っ直ぐに戻すことが困難な状態です。上は全く向けません。俗にいう寝違いというやつですね。
寝違いは首自体に問題がある場合とそうでない場合があります。Kさんの場合には頸部を矯正する検査結果はでません。特殊な検査をすると首を支える土台となる上肢帯(腕を支えるところ 鎖骨 肩甲骨など)に問題があることが解ります。
ひどい寝違いの場合は仰向けやうつ伏せに寝てもらうと起きれなくなってしまうリスクがありますので、当院では基本的に座って施術をします。まずは左右に顔を動かせるようになるかを見て行きます。
私がKさんの左の鎖骨を特定の方向に動かしてみると、Kさんはすこしづつ左に顔を動かせるようになってきます。鎖骨と連動する方向に肩甲骨も同時に動かします。すると痛みは多少あるようですが左右に顔を動かせるようになってきました。やはり上肢帯が「収縮」であったようです。
Kさんに歩いてもらうと両手で頭を支えなくても歩けるようです。下も何とか向けますが戻す時は痛みがでます。ここで首を支える土台の中心部分(場所は企業秘密です!という程ではありませんが)を私が支えると下を向くのも上を向くのもできてきます。その中心部分を矯正すると動きはスムーズになりますね。
Kさんのまとめ
翌日も会社の帰りに来院されましたがほとんど痛みはないとの事でした。「今日はラーメン食べれましたよ~」とおっしゃっていますので、だいぶ改善したみたいですね。
急な首の痛みの場合頸部に直接問題があるケースは少ないと考えています。もちろん首がメインである場合もありますが、その場合には首が痛くないときでも首が「収縮」となる患者さんであることが多いですね。首が骨格の弱点となる患者さんです。Kさんは現在では不定期1~2ヶ月に1度土曜日に来院して身体のメンテナンスをしています。
トップカイロプラクティック
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