頭蓋骨と周波数② 周波数のコントロール

周波数のコントロール

西東京市のトップカイロプラクティックです。前回に引き続き、頭蓋骨と周波数のお話しになります。今回は頭蓋骨から触知される周波数、つまりCRI(Cranial Rhythmic Impulse)のコントロールについてお話しします。

周波数の同調

アメリカのマクパートランド先生(D.O)とメイン先生(M.D)は「周波数の同調」が我々施術者が患者さんに変化を与える仕組みであると述べています。同調は、振り子時計の発明者であるクリスティアーン・ホイヘンスによって1665年に指摘されました。ホイヘンスは、同じ長さの振り子を持つ時計が互いに同期して揺れ始めることに気づきました。この振動子間の結合は、生体でも発生します (心臓ペースメーカー細胞や膵臓のインスリン分泌細胞など)。

結合振動は生物間でも発生します。たとえば、同期して光るホタル、調和して鳴くコオロギ、月経周期が一緒の女性などです。ホイヘンスは、「最も強い」時計(最も重い振り子を持つ時計)が、最終的に全体のリズムを確立したと指摘しました結合振動子を単一の優位周波数に調和させることを、周波数選択同調と呼びます。一方、強い振動子は完全な同調を引き起こすことはできませんが、他の振動子の周波数を引き寄せたり、ずらしたりできる場合に、周波数引き込み同調が発生します。

これら 2 つの現象、つまり周波数選択的同調と周波数引き込み同調が、CRI を使用する基礎であると考えています。施術者は、自分の「強い時計」の調和リズムを患者に伝えます。「強い時計」の調和リズムを伝えるためには、先ず患者さんのCRIの周波数と周期を知る必要があります。

例えばCRIの周波数が、前回のお話しで健康的なCRIである0.125Hz=周期8秒=1分間7.5サイクルであれば、当院の場合デジタルメトロノームを使用して15BPMのリズムを使用します。15BPMは周期8秒のCRIに対して、拡張~収縮の片道4秒に相当します。患者さんに15BPMのリズムで呼吸をしてもらい、施術者は15BPMのリズムで頭蓋骨や仙骨をコントロールします。これにより0.125Hzが安定化していきます。

また臨床とは少しかけ離れた数値ですが、解りやすい数値の例として、0,2Hzの患者さん(周期5秒=片道2.5秒=24BPM)に0.1Hz=周期10秒のリズムを使用します。周期10秒の片道は5秒ですので、デジタルメトロノームは12BPMを使用します。患者さんに12BPMのリズムで呼吸してもらい、施術者は12BPMのリズムで頭蓋骨や仙骨をコントロールします。これにより、あくまで解りやすい数値として、0,2Hzの患者さんは0.1Hzに同調し、よりゆったりとしたCRIになっていきます。これは周波数間の差が少ないほど(=BPMの差も)、振動の位相に若干の差を残しながらも、同調する状態に収束していきます。

より健康的なCRI=周波数であるためには、自律神経、CSF(脳脊髄液)、RTM(相反張力膜)が望ましい状態である必要がありますし、施術者も患者さんと同じBPMの呼吸サイクルである必要があります。

 

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