脳脊髄液が大波を起こす体内環境とは?
西東京市のトップカイロプラクティックです。今回は脳を洗い流す波である脳脊髄液に関するお話しです。出来るだけ解りやすくお話ししたいと思います。生きていると脳には様々な老廃物が溜まります。有名な老廃物にはアルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβがあります。アミロイドβの蓄積は発症のリスクとされています。
従って我々が健康であるためには、その老廃物を除去するシステムが必要になります。その脳の老廃物を洗い流す液体が脳脊髄液になります。脳脊髄液は通常は脳や脊髄の周囲をランダムに循環しています。しかし深いノンレム睡眠では脳内の血流量が低下する代わりに脳圧を維持するために大量の脳脊髄液が脳の細胞レベルまで流入し老廃物を洗い流すグリンファティックシステムの存在が確認されています。
また40hzの振動がアクアポリン4というものを活性化して脳脊髄液の流入量を増やしていることも解ってきました。当院では現在患者さんによって40hzの振動音を流しています。睡眠時に大きな波として老廃物を洗い流す脳脊髄液ですが、この場合は脳の血流量をコントロールする電気信号の同期が流入量の動力と言えます。この同期現象は覚醒時には起こりません。
しかしjohn M McpartlandとEric A Meinによる「Entrainment and the Cranial Rhythmic Impulse」によると、脳脊髄液の動力の最小単位は、主に交感神経と副交感神経を中心とした複数の生物学的振動子の調和振動であるCRI(Cranial Rhythmic Impulse)という頭蓋律動インパルスが脳脊髄液を動かす動力であると提唱しています。
脳脊髄液で脳の老廃物を洗い流すには
では脳の老廃物を洗い流すにはどうしたら良いか。先ずは深いノンレム睡眠が重要ですので睡眠の質の改善は必要でしょう。筑波大学の柳沢正史先生のお話しはとても参考になりますので皆様もご覧になって下さい。手技療法的として当院ではCRIをコントロールすることと頭蓋硬膜の緊張を和らげることが重要であると考えています。この2つは脳脊髄液の動力と通路ですので、機能的にまた構造的に脳脊髄液が流入と排出しやすい体内構造をつくることが必要です。

健康状態の良くない人は脳脊髄液の動力であるCRIは波が小さい傾向があります。対して健康状態の良い人のCRIは波が大きくゆったりとしています。健康状態が良い人の波は8秒で1周期の波を形成します。ノンレム睡眠の脳脊髄液の波の時の脳波は20秒で1周期の更にゆったりした波を示します。

CRIをコントロールするテクニックとして「Frequency Selective Entrainment(FSE 周波数選択的同調)」があります。例えば1周期8秒の波(0.125hz)の場合、波形の振幅を大きくします。

CRIサイクル1周期8秒(0.125hz)の場合、水色の0.125hzのリズムで仙骨に屈曲と伸展の力を加えます。同時に同じリズムで呼吸をしてもらいます。これは脊柱に同じリズムの動きを生じさせます。同じリズムの共振により、0.125hzのCRIは振幅幅が大きくなり脳脊髄液の動きに影響を与えます。

Frequency Pulling Entrainment(FPE 周波数引き込み同調)は、CRIよりもゆっくりしたリズムを与えることでCRIの周期に変化を与えます。

CRIサイクル1周期8秒(0.125hz)の場合、仙骨、呼吸、脊柱に1周期10秒(0.1hz)のリズムを加える事でCRIのレートはよりゆっくりしたリズムに引き込まれます。これによってより大きな脳脊髄液の波が生じます。

次に頭蓋硬膜の緊張ですが、簡単に説明しますと例えば頭頂部には矢状縫合という頭蓋骨の繋ぎ目があります。この内部には頭蓋硬膜が付着して静脈を排出する静脈洞というものがあります。この矢状縫合が閉じて緊張を起こすと、相反張力膜と呼ばれる脳脊髄液を動かす機能が緊張して制限されてしまいます。

この矢状縫合を頭頂骨を持ち上げながら開くことで相反張力膜の緊張を軽減することができます。これにより脳脊髄液が循環する構造的な緊張の制限が減少していきます。
このように、脳の老廃物を洗い流す波である脳脊髄液は深いノンレム睡眠時に大波を発生させますが、覚醒時においても脳脊髄液のポンプであるCRI、通路である頭蓋硬膜という相反張力膜の緊張を正常化することで、より脳脊髄液が循環しやすい体内環境を作り、老廃物が洗い流されやすい体内環境となります。
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