左利きの頭蓋骨の話

左利きの頭蓋骨はこうなっている

西東京市のトップカイロプラクティックです。本日は左利きの頭蓋骨の形のお話しをして参りたいと思います。今から約20年前にアメリカで開催されたセミナーで、英国のジョナサン・ホワット先生のセミナーの内容の一部になります。当院にも特にお子様の患者さんで「頭蓋骨の形を見て欲しい」という要望が多く寄せられています。

頭蓋骨の形は基本的にランダムに形成されるものではなく、数々のパターンに分類できます。見た目では同じような形でも、軟骨発生または膜発生の骨への影響から、捻じれ方の強さに反映していきます。新生児の頭蓋骨は産道を通過するときに変形します。しかし出生後の早い段階で生涯の形に落ち着きます。また出生直後と1週間後では異なる形状に見える事があります。これは骨の形もそうですが、多くの部分では硬膜が頭蓋骨の形を支えていると言えるかもしれません。頭蓋骨の形は基本的に遺伝の影響が強いと考えられます。これは利き手の遺伝と同様である可能性があります。

頭蓋骨は左右対称で綺麗と思われる形が良いのか?これについては謎が多いところです。頭蓋骨の形として捻じれが強く特徴的な患者さんの場合、学力や運動能力に優れた人が多い傾向があると考えています。4カ国語が話せる、日本代表のアスリート、有名企業の社長などに捻じれの強い頭蓋骨の人が多い傾向があると思います。IQがかなり高い患者さんもCW-NON-SMOOTH-COUPLINGという珍しいタイプの頭蓋骨の形をしています。頭蓋骨の形が綺麗な形ではないから良くないとも言えません。当然頭蓋骨の形の影響で能力が高いとも断言はできませんので、あくまで傾向のお話しです。

しかし頭蓋骨の捻じれが強い場合にはデメリットは発生するでしょう。先程お話ししたように、頭蓋骨の形を硬膜が支えていると仮定すると、捻じれが強い頭蓋骨から連なる背骨や骨盤も捻じれが強くなると考えても良いと思われます。つまり骨格的なデメリットを潜在的に抱えていると考えられます。4ヵ国語話せる患者さんは、後にお話ししますがCW-SMOOTH-COUPLINGで強いLATERAL-STRAINであり立つ姿勢は強い左傾斜を伴います。ある社長さんはCW-SMOOTH-COUPLINGで強いAP-STRAINと言うタイプで脊柱と骨盤の捻じれも強く、当初は自分で靴下を履けずに奥様が毎日履かせてあげなければならないほど、身体機能的に問題がありました。

これからお話しする左利きの頭蓋骨のパターンは大多数における傾向でありますので当然例外もあります。当方の長男も例外に当て嵌まります。また左利きという定義は、利き手が左手と捉えると、後天的な要素(矯正)によって右利きになった人は対象から外れますので、ここでは後天的な要素が干渉しにくい利き目が左目と定義していきます。実は頭蓋骨の形は左利きタイプ、利き目は左目、利き手は右手という人が、右手が利き手と自覚する人の中に約15%程いるからです。

左利きの頭蓋骨のパターン

まずは右利きの頭蓋骨と左利きの頭蓋骨のパターンを見て行きましょう。

これら4つの頭蓋骨は真上から見た画像になります。画像の上方側が前で下方側が後ろになります。fig no.1の水色のゾーンの2つのパターンは右利きタイプの頭蓋骨になります。2つの違いは後程お話しします。fig no.2のグレーのゾーンの2つのパターンは左利きタイプの頭蓋骨になります。こちらも2通り示しています。これだけでは解りにくいのでグレーのゾーンの特徴をお話しします。

この2つは左利きの頭蓋骨のパターンになります。どちらにも共通する特徴は頭蓋骨の左半分が前方に右半分が後方に捻じれている点です。この捻じれを生み出している軸点は蝶形後頭底結合と左右の蝶形上顎接合部になります。これらはCW-SMOOTH-COUPLING(時計回りの円滑な連結)というパターンになります。次にこの2つの違いです。

左側はAP-STRAIN(前後への緊張)と呼ばれます。蝶形後頭底結合左側が前方へ左側の蝶形上顎接合部が前方に変位したものです(右側は共に後方)。AP-STRAINは最も一般的にみられるパターンであり、右利きの人口の方が多いので左上のパターンと反対のCCW-SMOOTH-COUPLING-AP-STRAIN(反時計回りの円滑な連結-前後への緊張)が一番多く見られます。

 

右側はLATERAL-STRAIN(横方向の緊張)と呼ばれます。基本構造はAP-STRAINと同様なのですが、軸点で横方向への捻じれが生じたタイプになります。先程の社長は左、4カ国語の患者さんは右のパターンに相当します。

では次に利き目の説明です。まず緑の丸は篩骨も鶏冠、青い丸は内後頭隆起を示しています。この2点は大脳半球を中央で分割する大脳鎌の付着点となります。ホワット先生によりますとCW-SMOOTH-COUPLINGにおいて捻じれの状態から右脳の領域が多いため優位脳となるとのことです。

遺伝的に優位脳側の発達が優勢であるために硬膜で仕切られる領域が大きくなるのか、遺伝的に硬膜の捻じれの癖が優位な領域を作り出し優位脳が発達して形成されるのかは議論が分かれます。優位脳が右脳であるという事は、交差して左目が利き目となります。

原則として前方前頭骨側(CW-SMOOTH-COUPLINGであれば左前頭骨)が利き目となります。これは魚類の研究においても同様になるようです。左利きの頭蓋骨の基本パターンはこの2パターンになります。これらの頭蓋骨の捻じれのパターンは患者さんの全身の捻じれ傾向を知る手掛かりとなり、頭蓋骨矯正の手順を示すインディケーターとなります。

利き目の調べ方

トイレットペーパー程の大きさの筒を用意します。目標物を3メートル程先に設置します。両手を伸ばして筒を持ち、両目で目標物を筒の中に見ます。筒の中の目標物を見たまま先ずは右目、次に左目だけ閉じます。利き目が右目であれば右目を閉じた時に目標物は見えなくなります。利き目が左目であれば左目を閉じた時に目標物は見えなくなります。

 

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